韓国コスメA.chiを手がける韓国の有名ヘアメイクショップ「ベルメゾン」。
盛り耐性のない人に参考になるメイクとしても有名かも。

Instagramを見ていたら、ベルメゾンの先生方が日本に出張で来てくださり、メイクやメイクレッスンをしてくれるらしい!ということで、メイクを受けてもいいかなと思ったけど、それを自分で再現できないと意味なくない?と思ってメイクレッスンを受けることにしました。
3万円を払うだけの価値はあるメイクレッスンだったので、覚えている限り書き起こします…!
この記事はこんな方におすすめです
✅韓国デイリーメイクのHOWTOが知りたい
✅本場のメイクさんが使ってるアイテムが知りたい
申し込みの仕方などはまた別の記事で書こうと思います!
スキンケア、ベースメイク
まずはスキンケアから。各自持ってきたトナーを配られた薄いコットンに染み込ませて、顔を拭いていく。トナーパッドを使っている人もいました。
その後、油分のあまりないクリームや美容液を5点置きして伸ばす。その際目や眉毛はのぞくのがポイント。
次にファンデーション。クッションファンデの場合は、パフにファンデをつけてから5点置き。※この際あまりたくさんカバーしようとしないこと!(これ伏線です)
リキッドの場合は、筆を使っていました。平筆の両面につけて、頬に三本くらい線を平行にひく。それからスポンジで伸ばす。
リキッドファンデは固まるのが早いので、もたもたしないですばやくスポンジで叩いていくのがポイント!人中やあごはスポンジの残りで伸ばす。
最後にパウダーをしますが、顔全体には塗りません。サラサラ系のルースパウダーを少量だけブラシに含んで、眉とアイホール、下瞼に塗る。
ちなみにメイクレッスン後、すべての工程を自分で再現していたのですが、同じアイテムを使っているはずなのにどうにもアイシャドウが違う色味に発色してしまい…。なんでだろう?と考えていたら、瞼にパウダーを塗るのを忘れていたんです。
地味な工程ですが、その後の仕上がりに確実に影響してくるんだなと思いました。
アイシャドウ
続いてアイシャドウ。色物は、たくさん持っていた私物の中や先生が持ってきてくださったアイテムから、顔の雰囲気を見て選んでもらう形でした。
今回はデイリーメイクがテーマなので、マットのアイシャドウにしたほうがよいとのこと。
私が指定されたのは2aNのアイシャドウ13。

使うアイシャドウを決めたら、その中でポイントにしたいカラーを決めます。私の場合はパレットの右下のブラウン。
それを軸に、①それより薄い色(ベース用)、②濃い色(三角ゾーン用)、③最も濃い色(アイライン用)をパレットの中から選びます。
私の場合は①が右上のピンク、ポイントカラーより濃い②③はこのパレットにはなかったので、別のパレットを使いました。lummirのアイシャドウパレット05です。

③アイライン用は右下のカラー
ベース用のカラーとポイントにしたいカラーは思ったより薄めの色味でした。
【塗り方】
ベースカラーをまず二重幅より広めに。虹を書くときみたいに丸く。涙袋も全体的に。
ポイントカラーを二重幅に。ベースカラーとグラデーションにする。筆の向きを変えて、細い面で塗るとさらにグラデーションになる。
三角ゾーン用のカラーは細い筆にとって目の下に。
最後に同じ細い筆で、一番濃い色をアイラインのガイドとして塗る。このとき一番注意するのは角度。不自然に跳ね上げたり下げたりせず、目のカーブに沿って長さだけ出すイメージ。ブラシを押し付けるのではなく軽く力を抜いて引く。
涙袋
三角ゾーンとアイラインのガイドに使った細い筆をそのまま使います。継ぎ足さず余った粉で涙袋の影を黒目の終わりくらいまで引く。
このとき重要なのは、鏡をまっすぐ見て、笑うこと!!
鏡を下に持って影を引くと、正面から見たときに変な位置に影がついてしまいます。(レッスン中に「変なところについちゃった!」と大笑い)
なので気にするべきなのはあくまで「他人から見た時に違和感がないか」ということ。鏡をまっすぐ正面で持つのも、他人が自分の顔を見るときの角度がそれだから。意外と癖で自分しか見えない顔の状態でメイクをしがちなので、ここは目から鱗でした。
それと、涙袋を書くときは必ず笑顔を作ること。笑ったときにぷっくりするところを見極めて影を引くこと。韓国メイクで涙袋が大事にされるのは、涙袋がある=笑顔に見えるということなんじゃないかなと思いました。だから自分がまず笑顔になって、そのときにできる涙袋を再現しないと意味がない。

続いていよいよ涙袋に色をつけていきますが、この時も必ず①鏡を正面に持つ ②笑顔を作って描くことが重要。
使ったのはtoo cool for schoolのフロッタージュペンシル08。
目頭〜黒目の下か終わりくらいまでペンシルで塗っていきます。このとき「もっと目頭ぎりぎりまで塗っていいよ」と言われて、自分は求心顔だからなるべく中心には塗りたくないな…と思っていたのですが、言う通りに塗るとなんとなく顔がまとまりました。
ここで意外と活きてくるのが最初に塗ったベースカラー&ポイントカラー。
ベースカラーをしっかり塗った後で色を足さないと、立体感が出ず、涙袋ペンシル一色でべたっとした印象になってしまうのかなと思いました。
この何色も色を重ねて立体感を出す、という手法はリップメイクにも見られました。
アイライン&アイブロウ
アイラインはさっきアイシャドウで塗ったガイドを元に引いていきます。このガイドのあるなしで緊張感が全然違う!
リキッドを使うのですが、このときのコツはリキッドを地面と並行に持つこと。
真横に持って、地面と平行の向きのまま粘膜に置いてく感じにすると、適度に抜け感もありつつ目力がアップします。(塗りつぶすよりもアイラインの「黒!」感がない気が)
目尻の延長は、アイシャドウのガイドを参考に、終着点から内側に戻る方法で塗っていました。目の終わりから延長しようとするとブレるから、ガイドで書いた終わりのところから自分の目尻に戻っていけば失敗しないとのこと。
アイブロウは、先生が生徒1人ずつ顔を見て、あなたはここを足しなさいと伝えていくスタイル。長さを足してと言われている人が多かった印象です。(小鼻と目尻を結んだ延長線上に眉尻が来るように)
その時言われたのは、眉毛は輪郭の感じが大事ということ。あんまりペンシルに力をこめて強く書こうとすると、逆に線がぼやけてしまう。アイラインのときもそうでしたが、ツールを使うときはなんでも力を抜いて軽く書くことが大事。実際同じアイテムを使っていても、自分が塗った線と先生に書いてもらった線は細さが全然違いました。

最後にコンシーラーを平筆にとって眉毛の輪郭をなぞると、ナチュラルなのにはっきりした見た目になりました。
ビューラー、マスカラは一般的なやり方だったのでここでは省略します。(竹串で上げたりするのかな?と思っていましたが、普通にビューラーで上げていて、デイリーメイクではそこまでしなくていいんだ!)
もう一回ファンデ
アイメイク終わったら、もう一回ファンデを塗る工程があります。だから最初は薄づきでよかったのか!と納得。
このときは全顔に塗るのではなく、頬や額など高いところのみに塗ります。この時に最初のベースメイクよりトーンアップしたカラーを使ってもいいとのこと。
今回はハイライトを使わなかったのですが、この2回ファンデを塗る工程を通ることで自然な立体感を出しているのかなと思いました。また1回目を塗ってから時間を置くことで、下の層のファンデを固めて崩れにくくし、上の層でカバーも狙う、という意図なのかな。
赤みや肌悩みがある方は、ここでコンシーラーを使います。ファンデにコンシーラーを混ぜてカバー力を上げてもいいとのこと。
使っていたコンシーラーはLUNAのパレット。

パレットの上真ん中と下左を混ぜて指でクマのところにトントンのせる。カバーしたいところは黄色を指にとって塗る。筆は使わず指でラフに。
最後に粉は塗りませんでしたが、テカリが気になる人は使ってもOKとのこと。
チーク
チークは、親指の腹くらいの小さいブラシを使って塗ります。

筆の先に粉をつけて、肌に乗せるときは筆を縦に持って寝かせて置いていくようにつけます。
ブラシで払ったり擦ったりせず、必ずポンポン置いていくようにつけること。
範囲は鼻の上にうっすら塗ってから、涙袋につなげるように、目の下ギリギリまで塗っていきます。
これで涙袋だけ浮かず、自然に顔の一部として馴染んでくれるように思いました。
リップ
最後にリップです。なんとびっくり、3種類のリップを重ねて使います。
使うのは、ベースとなるマットのリップ→ツヤのベースのリップ→ポイントになるツヤのリップです。



ベースのマットリップは唇の輪郭を少しオーバーするように塗り、ベースのツヤリップはそれより少し内側に、最後のポイントリップは唇の中央にのみ塗ります。それぞれグラデーションになるように塗っていくと、リップが自然にふっくらと立体的に仕上がりました。
よく唇をんまんまさせて上下に色を伸ばしますが、それは色が汚くなるからやらないでとのこと。
またどのリップを塗る時も、チップをそのまま使わず指に一度取ってから、指で色を載せていきます。サロンでやるときは筆を使っているのでしょうが、デイリーメイクは指でいいみたい。チップで塗ると、前に塗った層が剥がれてしまうから指で載せているのかな?と思いました。
【まとめ】韓国メイクの真髄は「立体感」と「色の重ね技」にあり

これですべての工程は終わりですが、一つ一つ見ると派手なメイクでは全くなく、工程も少ないのに、全体がまとまって「なんかオシャレな人」になったのがすごく不思議でした。普段の自分のメイクより何倍も薄いのに、なぜかすごくかわいいんです…。
メイクをするときは「目が小さい」とか「鼻が低い」など個別の具体的なコンプレックス解消に目が行きがちですが、ほんとはもっと他者が見た時の全体的な印象や、まとまってみえるか、雰囲気が作れているか、ということに意味があるんだなと思いました。
つまり「メイク=造形の補正」ではなく「印象づくり・雰囲気づくり」なんだと思います。
ベルメゾンの先生が教えてくれたのは、派手な技術よりも「その人の顔の空気感をどう整えるか」に近い。だから工程は少なくても、質感・色味・バランスの取り方が全体で統一されていて、結果として「洗練された人」に見える。
アイメイクだけ、リップだけ、でどう作るかを考えてそこだけを意識しようとすると、個別のパーツが目立ってしまって全体を見るとなんか変、みたいになるんだなぁと。
メイクって(本人が思ってる)欠点を隠すという方向性に行きがちだけど、 他人ってそこまで見てなくて、その人らしさとか人間がもともと持ってる立体感を活かすといったことを、色と技術の力を借りてやる、というのが結局一番必要なこと、できるようになるべきことなのかもしれないと思いました。
だから「欠点を隠す」よりも「全体の空気を整える」「調和させる」方が結果的に美しく見えるし、そういうメイクって“その人自身の魅力”がちゃんと残る。技術で作り込んだ“別の顔”じゃなくて、「あ、この人素敵だな」と感じる生きた印象というか。
韓国メイクの神髄はそこにあるのかなと思いました。
予約の仕方や支払い方法、当日の流れなどはこちらで紹介しています!
ではまた~


